セルビアリーグのパルチザンを電撃退団した浅野拓磨選手が、トルコリーグ一部スュペル・リグのトラブゾンスポルへの移籍合意が発表されました。
トルコリーグといえば、イスタンブールを本拠地とするガラタサライ・フェネルバフチェ・ベシクタシュに加え、近年ではイスタンブール・バシャクシェヒルFKの台頭が目覚ましいリーグです。
今回はトルコリーグの古豪トラブゾンスポルについてご紹介いたします。
目次
トラブゾンの街の場所は?人口は?
トラブゾンはトルコ北東部の主要都市で人口約15万人です。
埼玉県狭山市・茨城県ひたちなか市・愛知県刈谷市と同規模の人口ですね。
紀元前7世紀にギリシア人によって交易都市として建設された町で、世界遺産であるスメラ修道院へも1時間ほどで着きます。
トラブゾンスポルの成績は?
1970年代から80年代の黄金期には、トルコリーグを6回制している古豪です。
近年はイスタンブールのビッグクラブに押されているものの、トルコ一部リーグで近年も安定した成績を残しております。
2016-2017 6位
2017-2018 5位
2018-2019 4位
2019-2020 2位 カップ戦優勝
2020-2021 4位
トラブゾンスポルのスタジアム Şenol Güneş Stadium シェノルギュネシュスタジアム
2016年に黒海沿岸に建てられた4万人収容のサッカー専用スタジアムです。
雰囲気も良さそうで、ぜひ一度訪問してみたいですね。
Şenol Güneş Stadium
Opening: 2016
Club: @Trabzonspor
Capacity: 41.461
Location: Trabzon, Turkey
Construction cost: 230.000.000 TL
Architect: ASP Stuttgart#Trabzonspor #Turkey pic.twitter.com/x3zI9Rtsgg— The World Stadium (@World_Stadiium) March 5, 2018
トラブゾンスポルの2021年最新フォーメーション・メンバー
カーボベルテ代表190cmのジャニニーをトップに据えた、4-5-1もしくは4-3-3が基本フォーメーションです。
浅野選手はジャニニーと連携ができればトルコでも得点が量産できそうです。
トラブゾンスポルの2021年所属注目メンバー
ユヌス・マリ Yunus Mallı
1992/2/24生まれ/29歳
MF(OH,SH) 右利き トルコ国籍(ドイツ出身)
ドイツ出身のユヌス・マリは2011年にブンデスリーガのマインツでデビューし、2015-2016年には34試合に出場し、11ゴールを挙げる活躍を見せました。
日本人の武藤嘉紀選手や岡崎慎司選手ともともにプレーをしております。
その後、ヴォルフスブルク・ユニオンベルリンを経て2021年にトラブゾンスポルへ移籍
年代別代表としてドイツ代表に選ばれていたことはありましたが、2015年にトルコ代表としてデビュー
2016年にはEUROにも出場いたしました。
二列目でドリブルや繊細なパスを得意とし、ミドルシュートも打てるプレイヤーで、ブンデスリーガでも活躍をしておりました。
トラブゾンスポルでも浅野選手とのコンビでゴールを量産してくれるのが楽しみですね。
アブデュルカディル・オミュル Abdülkadir Ömür
1999/6/25生まれ/21歳 背番号10 左利き
168cm 62kg MF(LMF,RMF,OMF) トルコ国籍
トラブゾンスポル生え抜きの期待の星であるアブデュルカディル・エミュル
各年代で代表キャリアを積み、2019年には19歳でA代表デビューを果たしております。
チームの中心選手として活躍しておりましたが、2021/1/19に行われたコンヤスポル戦で負傷し、戦列を離れております。
本人はEURO2020への出場をあきらめておらず、リハビリを急ピッチで行っている模様です。
168cmながら、ドリブルとスピードを活かしたテクニックは超一流で、誰もが魅了されるプレイヤーです。
そのプレースタイルから"黒海のメッシ"の異名を持っております。
その実力は欧州のビッグクラブからも注目され、すでにチェルシー・リヴァプール・CSKAモスクワ・リールなどが興味を持っているとされています。
浅野拓磨選手を獲得したのは、オミュルの売却を見越しての事かもしれません。
トラブゾンスポルの生え抜き、アブデュルカディル・オミュルの今後の動向には目が離せません。